縫合処置
産まれた~と脱力していたら、謎の痛みが!
超絶痛い!刺すように痛い!なんなら出産より痛い!(気がする)
思わず「痛ーーい!」と叫ぶ私。
・・・痛いと言わないゲームはどうしたんだい(笑)
(いや、出産終わってますから、ゲームは既に終了です!)
何?もう産まれてますけど、何事ですか?!焦る私。
「先生!めちゃ痛い!何ですか?」
「あ、産まれるときに会陰切開したから、縫っときますね」とニッコリの先生。
出産時は何が何だか分からない痛みとの格闘だったので、切開されたことは全く気付いていませんでした。
出産時は麻酔できないだろうけど、もう産まれてるんだから麻酔してよー!
と、駄々をこねている間に縫合終了。
私がベッドでゴネて縫合されている頃、行方不明の旦那さんはというと・・・
感動の儀式「へその緒」
こちらもニコニコ顔で登場。
「どうしたの?」
「えらいニコニコやん。どこ行ってたの?」
「大五郎のへその緒を切らせてもらってきたよ♡」
なんですとぉ!!
こちらが縫合の痛みと戦っている間に、助産師さんに呼ばれていた旦那さん。
「記念にへその緒を切ってみますか?」
「もちろん!やります!わーい♪」
悶絶する妻を放置し、助産師さんと感動の儀式を済ませていたのでした。
「めっちゃ良い思い出になったわ~」
病院に来てから全く出番がなかった旦那さん、ようやく大役を仰せつかってよかったね。
立ち会ったかいがあったってもんよね。

結果発表~!
綺麗に処置してもらった大五郎とようやくご対面。
カンガルーケアで、私の胸の上に大五郎を乗せてもらって初抱っこ。
「私たちのところに来てくれてありがとうね。」
「これからよろしくお願いします。仲良くしようね♪」
感動の対面を終わらせた頃、主治医の先生が私のところにやってきて褒めてくれました。
「よく頑張ったね!」
「痛いと弱音も吐かず、とても安産でしたよ。」
よっしゃ!痛いって言わないゲーム完全勝利です!・・・縫合時は省く(笑)
「時間的にも早かったですよ。」
・・・早かったのか?
私は必死だったので、どれくらいの時間格闘したのかも全く分かっていません。
ここで助産師さんより私の分娩トータル時間、結果発表~!
記録、3時間半!!
おめでとうございます(パチパチパチ)
・・・あまりピンとこない私。
疲労困憊でそれどころではありません。
(後に、周りの方々の分娩時間を聞いて、驚くことになります・・・)
とりあえず、問題もなくすんなりと産まれてくれた大五郎に感謝しました。
これぞ母の言う「ポーンと産まれる」なのかな・・・
プレゼント
この病院は、分娩担当の主治医の先生と、もう一人緊急時に備えてサポートの先生が待機するシステムになっているようでした。
私のサポートには、この病院でとても人気の女医さんがついてくれていました。
その先生が出産後の私にニッコリと微笑みながら、記録用紙を1枚渡してくれました。
「はい、プレゼント!」
???
その用紙を見ると、我が旦那さんの似顔絵が・・・(笑)
それがまた、特徴をとらえて絶妙に似ているナイスな似顔絵(笑)
主治医の先生に
「もう、なにしてるんですか~」と突っ込まれ、
「だって、安産だしやることなくって暇だったんだもん。」
「目の前にはキャラ濃いめの旦那様がいたので、描いてみました♡」
私の視界には一切入ってなかった旦那さん、一応枕元にずっと立って見守っていたらしいです。
それにしても先生、画伯だったんですね!
そんな思わぬプレゼントに和みつつ、分娩室を後にするのでした。
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